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日本の大学 今 未来

【短編】なにわ天満橋~谷四界隈ぶらり歩き

天王寺阿倍野編のつづき。なお、筆者は医療関係者ではありませんので、詳しくは各病院にお問合せください。このお散歩、基本的には谷町線天満橋駅から一駅南の谷町四丁目駅まで歩きます。話はそれますが、歯学部のweb情報をググっていたらなぜかチュラ大に行きついてしまいました、どうもYoutube投稿にご熱心で出来栄えのよいものがたくさん。歯学部を知りたい人にはとても参考になると思います。

どんなところ?

場所的には、大阪城の西側、基本的には、府と国関係の庁舎がたくさん集まっている官庁街。戦前は、大坂城内に第四師団の本部があって、さらにその東側には大阪砲兵工廠の工場がたくさんありました。その関係で終戦間際に米軍の爆撃を受けて甚大な被害をうけます。戦後しばらく廃墟でしたが、今では、旧工場西側部分は、JRの大規模な操車場となっています。念のためですが『谷四』は,、『谷町四丁目の略。

で、大学との関わり合いですが、旧大阪府立成人病センターは、長年砲兵工廠よりさらに東側にありましたが、現在の場所(大手前・谷四界隈)へ移転、玉突きで、その空いた場所へ大阪公立大学森ノ宮キャンパスを建設中。その建物は工事中の覆いも無くなって環状線大阪城公園駅あたりからでも見えてきました。ただ、天王寺看護学部の建設と同様、用途より場所優先で建てているので、できた後、不都合(講義室の数とか)が生じないか多少心配。

天満橋周辺の大学

ということで、あんまり大学とは縁のない場所です。そんな中、唯一ビジネス街のど真ん中にあるのが大阪歯科大学附属病院さん。歯学部の附属病院ですから歯科口腔内治療専門の病院。よくある事例は、かかりつけの歯医者さんでは抜歯困難な歯(親知らずとか)を抜いてもらうとかでお世話になります。なお、インプラントやホワイトニングを自由診療でやっているですが、詳細は病院へお問合せください。また、『口腔外科』って街中の歯医者でも標榜しているところがたくさんありますが、(多分)通常の診察時間中に観血的なことをして、そのあとイレギュラーなことが起こった時の対応が大変。そんな開業医のリスクとして、ちゃんと処置をしても、『血が出てとても痛かった』『顔が腫れた』『対応が悪かった』『☆さえつけたくない、二度と行かない』等々をどこかに書き込まれる可能がありますので、最初から大きなところに丸投げでお任せするのが得策かもしれません。なお、専門性の高い口腔外科って、歯学部のある大学病院に限ってのことでもありません。例えば、神戸なら、神戸市民中央病院のような総合病院ならしっかり診察してくれます。で、筆者個人が、歯のホントに難しい専門的な治療の必要性が生じ、どこかで診てもらわないといけないのなら、関西なら、阪大歯学部附属病院(吹田市を、東京に住んでいれば、東京科学大病院歯科(歯系診療部門)を選びます。

その他みどころ

そんなところです。で、見どころは大坂城くらい。観光客の多くは、JR環状線大坂城公園駅から行くかもしれませんが、天満橋~谷四からでも西側から城内に入ることが可能。最近行ったことはありませんが、良いお天気の日にいかば楽しめそうです。そして街歩きをして感じるのが霞が関の雰囲気までいきませんが官庁街。大阪府と国の行政機関の庁舎がある場所になります。なお、大阪市の本庁舎はもう少し西の淀屋橋界隈にあります。

病院がたくさん 

そんな場所が少し変わってきました。大阪府庁舎の南側にできたのが、大阪国際がんセンター さん OICI:Osaka International Cancer Institute 大阪重粒子線センター さんOsaka Heavy Ion Therapy Center。大阪国際がんセンターさんは、森ノ宮の東にあった旧大阪府立成人病センターをこの地に移転させて、がん治療を専門とした拠点病院としたもの。あわせてお隣に重粒子線治療を目的としたセンターもできました。『国際』という言葉をいれた理由は、外国人医療従事者への研修・技術指導を仕事の一つに組み入れ、大阪発の医療の国際貢献を意図しているようです。もともと成人病センターの時代から阪大医学部の影響が強い研究型の病院で、東京で言うとがん研や国立がん研究センターのような存在。

ついでに言えば、天王寺東梅田駅の間の谷町線沿線には、ハム大医学部附属病院大阪けいさつ病院大阪赤十字病院国立大阪医療センター大阪国際がんセンター大手前病院大阪市総合医療センター済生会中津病院北野病院等々、高機能で急性期医療を専門とし4疾病をしっかり診れる総合病院がわんさかあります。筆者の注目は、病院統合等で2025年1月に新病院開業予定大阪けいさつ病院 Osaka International Medical and Science Center。新病院になるのに合わせ意向投票では勝てていたのに本選で敗れ総長になれなかった院長に元阪大澤芳樹さんを招き最新設備でさらなる高機能化を進め、三次救急で年間10000件の救急搬送を目標とする一方、院内職員への働き方改革を行うことをテーマとしており職員にも優しい病院を目指しているとのこと。

そんなで、見かけ上は、大阪中心部の高度医療の受け皿は質量ともに首都圏以上に整備されているようにも見えます。筆者のかかりつけ医の言う都市と大学と医学部は必要かの問いですが筆者には答えは見つけられません。ただ、都市とともに大学があるのは悪い話ではないと思うのですが、かといって東京科学大病院の隣に順天堂医院があってそのご近所に東大病院、日大病院などが密集しているのもヘンな話。本当に地域住民のためになっているのか?。やはり計画性は必要です。また、首都圏特有の地域医療を大学病院(群)に依存する方法も、医療の質が高まるように見えてホントは良くないように感じます。この辺りのお話は、別の機会を作って考えたいと思います。

↓古いですが"都市と大学#について

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【写真1】大阪メトロ谷町線天満橋駅 駅を降りると完全にビジネスエリア 駅の上にある OMM ビルは1970年当時西日本一の高層ビルでした。いまもいろいろ良いテナントの入った商業施設。隣の道は国道168号線

【写真2】OMMビルの対面にあるのが大阪歯科大学附属病院 大阪市内には医学部附属病院は一軒しかないと言ってましたが、歯学部の大学病院ならこちらにもう一軒。病院前を通りがかるといつも人影はまばら。地域にひらかれた大学にするためか初診時は紹介状不要としているようですがが、筆者個人的には専門性の高い歯科医療を提供するのなら紹介状を持った来院者を優先する方が合理的に感じます。虫歯レベルの治療を(興味本位で)大学病院で行う必要はありません。なお、この病院の通い方、歯科口腔外科領域での特別な治療という意味では専門性は高く価値は高そうですが、近隣の総合病院の中にも、しっかりした口腔外科があれば、埋伏歯の抜歯程度なら十分対応してくれます。

【写真3】大阪歯科大学附属病院 入口

www.osaka-dent.ac.jp

⇩歯学部の学生って何を学ぶの?的な youtube 動画。チュラの歯学部は有名ですが、なぜか動画配信をたくさん出しています。タイ語と英語での説明ですが、非常にわかりやすい内容。治療時のディスポの術衣は、日本以上に重武装なのも印象的。高校生で歯学部を知りたい人にも(タイですが)参考になると思います。※1二つ目に筆者が行った死体博物館のお話も少しでています。※2どちらも無くなったらご容赦を

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【写真4】お世話になっている国家公務員等共済組合系の大手前病院さん 大阪陸軍病院を転用して今の姿に。東京で言えば虎の門病院や九段坂病院のような立ち位置。大分前になりますが、こちらの人間ドックで指摘をうけて消化器内科で大腸ESDをしてもらいました。今回はそのフォロー。かかりつけのクリニックさんから紹介状を書いてもらって大腸CTで検査予定。ちなみにこの病院いつも外来は混みあっているのですが、筆者が行くとサクサク早く対応してもらえます。ちなみにの二つ目、大腸CT(CT Colonography) と大腸内視鏡の違いですが、メリット・デメリットいろいろで、多くの病院で比較的簡単に検査可能なのは内視鏡、CTは腸内を輪切りに撮影したのを立体化したりで多少複雑。ただ検査までの肉体的負担はCTの方が断然楽。北米では、大腸の病変診断にはCTの利用が増えてきているようです。※くわしくはご自身で医療機関にお問い合わせください。

【写真5】病院を出発して谷町筋沿いに南へ歩きます。すぐにあらわれるのが国の合同庁舎。この周辺にも官庁別にいろいろ建物があります。違う官庁で採用されていたらこんなところで働いていたかもしれません。

【写真6】そんな超一等地エリアを歩いて出くわすのがこちら。大手前大学大手前キャンパスには健康栄養学部さんが入っています。名前上『大手前』にないとダメな大学。でも他の学部のキャンパスは兵庫県西宮市の夙川あたり。前にもどこかで一度書きましたが、筆者としてはちょっと気にしている国際看護学部さんがあります。

www.otemae.ac.jp

【写真7】このあたりから東側に大坂城のお堀を見ながら進みます。向こうに見える高層ビル群が大阪ビジネスパーク、よくゴジラガメラ、ギャオスとの戦いで破壊された場所です。なんとなく東京っぽい雰囲気

【写真8】大阪府庁の本庁舎 もっと古ぼけて汚い建物かと思っていましたが見かけ上はとてもきれい。電柱もないので映画ロケで戦前のどこかの官庁街の風景として使えそうな感じ。

【写真9】大阪国際がんセンター OICI:Osaka International Cancer Institute 大阪府立成人病センターを発展的にがん治療のため特化した病院(500床規模)。場所は大阪府本庁舎の南すぐ、さらにその南には国立病院機構大阪医療センターもあります。で、こちらは、首都圏で言えばがん研的な存在。完成したばかりなので設備充実の特定機能病院。

oici.jp

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【写真10】大阪重粒子線センター Osaka Heavy Ion Therapy Center 

半官半民的な公益財団法人大阪国際がん治療財団が運営する重粒子線による治療施設。今のところ全国に7施設あるようで、関西では神戸のポーアイにもう一つ。交通の便ではここが一番だと思います。で、実際ですが、特定の部位の特定の治療(基本週4回照射して3~4週間続ける)を行うと、とても効果があるようです。患者さん的には、保険診療が可の部位の治療でも数十万円の負担(三割負担でも)が、それ以外の部位なら先進医療もしくは自由診療扱いとなり患者負担額が数百万円単位になります。ですので、民間のがん保険に入る際「先進医療特約」とかに加入していると、お金の心配が大きく軽減されます。また、英語のホームページも充実していますので、Medical Tourism として外国人の治療も想定している模様。値段も明示されていて(480万円+税)、これくらいの金額でがんが良くなるのであれば海をわたってくる人も結構いるものと思われます。海外での相場観ならこれでも安いかもしれません。

www.osaka-himak.or.jp

【写真11】病院から大阪メトロの駅方面へ。時間は少しかかりますが、地下鉄駅から病院までぬれずにいけます。ちなみにここから歩いてすぐの場所(法円坂)に国立病院機構 大阪医療センターもあります。

【写真12】地下鉄駅方面へ①

【写真13】地下鉄駅方面へ② このパネルたち"WITH CANCER"にお年寄りのお写真はありません。

【写真14】全然関係ありませんが、帰る際、OMMビル地下のがんこでお昼ごはんをいただきました

www.youtube.com

 

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【短編】なにわ天王寺界隈ぶらりあるき 

今年は久しぶりにしっかしりした検診を受けることしました。ただ、いろいろあって脳ドックは…天王寺阿倍野界隈の検診センターで、大腸CTは天満橋の病院で受診することに。そのため(どんなため?)、意地でも大学を絡めたお話の場にさせていただきます。まずは、天王寺界隈。※医療機関のお話を中心とした天満橋編と合わせてご高覧ください

どんなところ

ちなみにこのあたり、大阪夏・冬の陣の際の、徳川方本陣(一心寺さんのあたり)がありました。そして北数キロ先に真田の出丸があり大坂城へ続きます。中心となる駅はJRの天王寺駅阪和線、関西線、環状線の起点となる駅。関空へもこの駅から行けます。近鉄は同じ場所ですが、駅の名前は大阪阿部野橋駅近鉄は大阪南線から始まり、奈良県内では路線が分かれていますが、観光客的には吉野や明日香方面に行くときに便利。大阪メトロは御堂筋線谷町線が入っています。多分、谷町線は大阪の人以外にはなじみが薄いかもしれませんが、御堂筋線の東側を南北並んで走っています。

駅の西側には大きな天王寺公園があります。今は、とてもきれいで、子供連れで楽しめる普通の場所ですが、この話をこの地の過去を知る50代以降の人にすると『ええっ!信じられへん!そんなに変わったん!?』とのいう人たちの驚きの言葉を聞くことができます。そう、前世紀末まで、ここから通天閣・新世界までのエリアは、ブルーシートのテントがたくさんで、お昼からお酒を楽しんでいるタイプの方々の憩いの場、怪しげな露店もあったりしていたところ。いまでもそのような場所も残りますが、概ね市の環境整備がうまく進みました。時間はかかりましたが大阪市は成果を出したと言えます。

また、名所旧跡としては、四天王寺さん、安価に納骨したお骨でお骨仏を作ってくれる一心寺さん(連日大賑わい)、公園を西へ抜けると、通天閣や新世界エリアもそう遠くありません。

天王寺を、ちょっとアレなところのある場所と書きましたが、そこが大阪の面白いところ。そんな場所のすぐの駅北側には、大阪教育大附属天王寺高、府立天王寺高、府立夕陽丘高、大阪星光学院高等々大阪でもトップレベルの高校が集まっています。ですので文教施設の集まるエリアとも言えなくはありません。

大阪公立大学医学部、看護学部、附属病院

そんな天王寺阿倍野界隈にあるのが、ハム大の医学部・看護学部・附属病院。検査の帰り道に寄り道してみましたが、天王寺駅から西へあびこ筋に沿って歩けばそれほど時間も要しません。学ぶ学生さん、通院する患者さんとしては悪くない場所にあると思います。で、その印象。やはり狭すぎ、筆者個人的には教育研究を充実させるには移転が望ましいと感じます。建設中の看護学部の新学舎も、(多分)建物自体は、国立大以上に予算をかけて作っているように感じますが、(設置基準は守られているんでしょうが)敷地自体が狭すぎ。※狭って書いてますが東京の方がもっとヒドイ大学はたくさんあります…

で、大学病院とは…ですが、病院の入口のどこかしらに『この病院は、患者様の診療を行うと同時に次世代の医療者を育てる教育・研究機関として学生、研修医の臨床教育を行います』ので『患者様には学生、研修医の臨床教育にご協力をお願いする場合がありますのでご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます的なことが掲げられています。

ですので、診察を受けているとゾロゾロ若者(✕バカモノ)が入ってきて、熱心にメモをとったり、『何時からですかぁ?痛いですかぁ?苦しいですかぁ?』とか聞いてくるかもしれませんが、できるだけお話には協力してあげる必要があります。

それが通常の大学病院の実態。不正確情報ですが、この大学病院に関しては、大阪市時代からのいろいろのアレが尾を引いていて、大学病院の機能としては受付対象外となりそうな患者さんを受けつけざるを得なかったり病院運営は大変なようです。

【写真1】JR天王寺駅 環状線阪和線大和路線が走っています。ただ、みんな始発駅ではないので、多くの人にとっては素通りの駅。筆者的には東京でいうと上野駅をイメージしてしまいます。なお、天王寺阿倍野にはもうひと私鉄路線。阿倍野ハルカスのある建物には近鉄大阪阿部野橋駅があります。こちらは南大阪線を中心に大阪と南の奈良を結びます。

写真2】あべのハルカス17階から東に向かっての景色 お天気がもう一つですいません。ちなみにこのビルには近鉄阿部野橋駅と近鉄デパートが入っています。

【写真3】ハルカスの17階フロアからの景色。へリポートのある建物が複合商業施設の"あべのnini" その向こうにあるのがハム大医学部・看護学部・医学部附属病院のエリア。写真のとおり、建て方がキチキチなのがわかると思います。その右側の緑の空間が天王寺公園。その中には動物園や美術館等いろいろ施設があります。さらに公園の西奥側には"OMO7大阪ホテル by 星野リゾート"とかが作られました。関西圏以外の人なら普通にへえ~程度でしょうが、過去を知る関西人にとっては脅威の変貌ぶり。

【写真4】天王寺駅方面からあびこ筋を西に歩いたら病院と医学部・看護学部のキャンパスが見えてきます

【写真3】医学部棟の入口①

【写真4】医学部棟の入口② 向こうにみえるのがハルカス

【資料4】看護学部は新しい建物を建設中① 大学を統合して府大・市大で二つあった看護学部を一つにまとめたのでサイズ的には当然倍に、敷地面積上建物は上に伸ばすしかありません。それでも医学部附属病院のすぐお隣ですから、教育、研究の場としては良いところのはずです。蛇足ですが、国立大での建物建設で大林組さんのような大手ゼネコンを使っているのってみたことありません。

【資料5】看護学部は新しい建物を建設中② 来年4月には正式稼働の予定。蛇足ですが、、ここを普通に300mほど南へ歩くと飛田新地さんがあったりします。

【写真6】あびこ筋北側からハルカス方面 ハルカスの下に近鉄大阪阿部野橋駅があります

 

【エピローグ】千葉科学大学ってこれからどうなるのか考えてみる ー漂う終末観ー

加計学園さんの『ちょっと待って!』から一ケ月経過…そして市長さんの塩(しお)発言

いまだ加計さんから連絡がないみたい

越川銚子市長の10月29日の定例記者会見での様子がメディア経由で伝えられました。その内容は、大学の公立化の話は、地元のニーズなしには厳しいのではとのこと。その根拠として今回取り上げたのは、朝日新聞社さんの記事のような(そもそももともと公開されているものですが)留学生比率などの状況をもとに、ホントに地域からの要請があるの?という書きぶり。この時期に留学生問題についての取り上げは『会議終了後のあとだし』という気もしますが銚子市側のホンネにみえます。

現在の千葉科学大学各学部の状況、ざっくり言えば、①どこもずっと定員割れ、②どこも入学者の半数が留学生、③(薬学部は)6年在学中に学生の半数が退学の状況等々、が続いています。

そんな状況、教育機関として良くないのは当然ですが、何が特に良くないかといえば、薬剤師(薬学部)、看護師(看護学部)のような日本の国家試験合格を目指す学部で、留学生たちは何をやっているのか?。その大部分の理由は、大学側の事情で、定員充足のために(国はどこやら言いませんが)集めて数合わせのために依存しているとしか思えません。なぜなら、大学として薬学部で6年間過ごした留学生への卒業後のキャリア支援の提供ができるのか?国公立大では絶対やらない禁じ手を使っているような大学の終活を地方公共団体がサポートするのもなんだかなぁです。

いずれにしてもこんな状況の大学を今さら公立化する話は銚子市にとって何のメリットもありません。加計学園さんもこんな行き詰った大学をマジメな顔して公立化してくださいと言えるところが、ある意味オトナで立派だと言えます。

絶体絶命  ー大学の存続はどうみても無理ー

で、加計学園さんが公立化の話をもってきたが去年(2023年)の今頃、ですが、そのタイミングでも遅すぎ。せめて仲の良かった元総理がご健在のうちに策を練るべきでした。5年前に公立化を提案すれば、今より断然大学側にも銚子市側にとって魅力ある交渉が出来た可能性がありました。でも、今の状況では、閉校以外に道なし。

だから大学選びも自己責任

いわゆる終活のお話。今後どうするかですが、大学側は大学としてのサービスとして、最後の最後まで残った学生1名までケアする必要があります。ただ、良いことか悪いことか、千葉科学大学の場合、退学率が高い傾向にあるので、授業継続だけでなく、進路変更の一環として(他大学等での)学びなおし等々を提案するような柔軟な取り組みも必要に感じます。設置側の加計学園さんの立場からすれば、採算ベースにのらない大学は(損切りしてでも)早く終わらせるのが一番の良作。

会議もあまかった

今回の市長の発言で見え隠れしていたのは、銚子市側は、当初より公立化は受け入れ難いというホンネがあったのかもしれません、銚子市が毎月5回にわたって行った千葉科学大学公立大学法人化検討委員会開催の趣旨は、あくまで加計学園さんからの要望に対しての世間体的なセレモニーだったのかもしれません。これでとりあえず、この大学との建学以来のいろいろなしがらみとおさらばできます。ただ、行政機関としてしっかり吟味して結論を出したことにしたのでしょうが、半年以上この大学の今後を考える時間が無駄にフリーズしてしまった感があります。

まとめ

今回の千葉科学大学の公立化要望の件は、加計学園が設置母体であることも影響し全国的にも(ある程度)注目を浴びましたが、ただ、大学の閉校や公立化要望については今後地方を中心にかなりの件数生じる可能性があります。学生さんが学んでいても、ある日突然『来年度から募集停止します』なんてことが日常的に起こることが、今の日本の大学の現実であることを肝に銘じ、大学選びは自己責任で慎重に選ぶことをおススメします。今のところ大学には、預金保険機構的なリスクへのサービスは行われていません。

で、加計学園さんも回答を引き伸ばしていても良いことはにもありません。ここまで来たら(結論はなんでもOKですから)腹をくくった対応を早急に期待したいです。

 

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【追記4】大学職員として働くなら結局どこが一番よいのか考えてみる5 私大の給料が今でも高い理由の一考察

これってざっくりの話ですが、今でも私大ってこんな調子

若い同窓生との出会い

最近、筆者と同じ出身大学でかなり若めの卒業生とお話する機会がありました。この人、今現在、関西にある私立大学で働きながら、社会人向けの人社系大学院(博士前期課程)に入学して自己研鑽中。さらにこの人、出身大学の同窓会組織とからんで(というかやらされて)同窓会誌の編集にも積極的に関わったおかげでいろんな卒業生(一流企業の社長とか)ともつながりがあってかなりの人脈通。筆者のような同窓会誌が送られてきてもすぐにゴミ箱ポイのような何もしていない人物にとっては、なんとなく気後てしまいます。

無いようである学閥形成 

で、彼(女)とお話していた際の気づき。彼女、同窓会からのOB・OG情報に通じているので『〇〇大には△△さんが部長でいる。◇◇大には二人いて…』などなどどこ大学にどんな人物が働いているのかよくご存じ。やはり私大は私大のルートでつながっていることを再認識。

そんな話をしながら筆者も昔を思い出してきました。

そう、筆者が最初に働いていた私大も、同じような感じ。当時は(昔のことなので?)大卒職員は男性だけ、それ以外のスタッフを短大卒高卒の女性でまかなうような職員構成。今から思うと、筆者ごときでも一応将来を嘱望されたエリート職員だったのかもしれません。辞めたけど…。それはさておき、その大卒職員はみんな同じ大学出身者。年に数名のルーティーンの職員採用なので、リスクを伴ってまで外部に向けて求人情報を出すより信頼できる(であろう)ルートで一本釣りすることを選んでいたんだと思えます。そのあたりって特に小規模大学の職員雇用の特色といえます。今から働くことを考えている人もここがポイント。

反対に規模の大きな私立大学、東京でいえば早慶、関西では関関同立のような大学なら職員募集をする際、わざわざ外部からリクルートしなくても、求める人材を大学の募集で集めることが可能。例えば、日大なんかみていると教員でさえ(無理して?)自分の大学出身者で固めています。こんな状況では、(例えば)慶応大学さんが職員募集をして早稲田大卒を採用して働いてもらう必要性もなさそう(それに来ないでしょうけど…)。ですので、大学内の組織は、(悪い意味でいうと)大学時代に遡った学部・クラブ活動歴(相撲部とか)・卒業年次あたりによる上下関係が職場内にまで持ち込まれやすくなります。そこで働きたい人はそんな組織にうまく溶け込めるかどうかが大きなポイント。

このような日本の私立大学の文化・体質は、私大で働きたいと思っている人は覚えておく方が良いと思います。

こんなご時世になっても私立大学の経営って緩い?

で、話はちょっと変わって、筆者の働いていた頃の私大の給与計算。小規模な大学だったこともあり給与計算の根拠は、国家公務員行政職俸給表。例えば、新卒で入学すると、通常の国家公務員の大卒者の初任給より二号俸(だいたい15000円くらい)上の金額からスタート。同じく教員であれば教育職俸給表を利用。昇進昇級も国家公務員と比べればとても自由でどんどん昇給する仕組み。ついでに年度ごとのベースアップも人勧に依存。確かにベースアップを最終承認する法人理事会おいても『人勧では~』と説明しやすいので、大学の経営状況に左右さず給与がきまります。さらにバブル期や受験生の多かった時代は、入試関係の手当もいっぱいついてお祭り状態。ですので当時の文部省所管国立大学では給与面ではかないません。今ではさすが厳しいと思いますが…。

ヨコの比較もーそれなりに横のつながりはあるー

①組織の改革志向に乏しさと根拠のない余裕

地方の私大を中心に定員充足(学部の入学定員・収容定員)を満たすことができないところがどんどん増えています、が、そんなちょっと危なめな大学でも、長年蓄積した入学者情報があるので、多分(憶測)大学の全体的な財務状況を加味して分析すれば、それぞれの大学毎に定員充足の〇〇%くらい来てくれればなんとか採算ベースの乗る的な低空飛行なりの消極的な相場観があり、それが給与が下げ止まらない理由の一つになっているのかなぁ~と感じてしまいます。それに、まあ、誰でも自分の給料が下がるのは嫌なものです。

また、私大の場合、法人設置者がたくさんの中高や専門学校のような教育機関を抱える教育系コングロマリットとなっている場合が多いので、経営上、法人トータルでの人事・給与を考える必要があるのかもしれません。同様に機関別認証評価などによっても財務状況や人事・労務の状況もチェックされるので(認証評価時の指摘をさけるため)見かけ上、適正?な給与の支払いの維持も求められます。

②それでも給料が下がったらいよいよ終末期

そんなゆるゆるの私大でも、本当にヤバい状態になってくると給与や賞与の改定に手をつけだすことに。もしそんな私大でも働きたい人がいるのなら、面接の場で(せめて)将来の昇進昇級のモデルプランでも見せてもらって言質を取り、少しでも安心の材料とするのが良いと思います。

いろんなものに書かれているとおり、特に地方私大の経営環境は、今後今以上に経営環境の悪化が予想されます。これは数値上の必然。というか、その18歳人口の急減により、その状況は、都市部の大学へも波及することも必然。ところが、筆者がとても若いころ、私大協だか私大連だかわすれましたが何かの会合へ出た際、当時の18歳人口の急増に加え大学受験者の増加に備え受験生をたくさんを受け入れましょうでの盛り上がり。そんなご時世なので臨時定員増なんかも加味して何もしなくても学生は来てくれました。そんな時代でさえ、日本の人口動態を見ていれば、今の時代がやってくることはわかっていたろうに、人間は欲深いというかキリギリスというか…。大学で経営で勝ち抜くのは難しいものです。

 

 

【会議全部終了】千葉科学大学ってこれからどうなるのか考えてみる8ー 答申ふり返りと今後ー

10/1現在、加計学園さん側は、銚子市さんとの交渉をちょっと待って!と返答猶予をお願いしているようです。筆者個人的にもこんなねじれたネゴ、どのように進めて良いのかとても難解に感じます。それでも、大学というものは、一年サイクルで節目がやってきますので急いでがんばらないといけません。

答申の中身がどんなもんか考える

やはり第五回はセレモニー的なもので、答申を委員長の矢尾板さんが越川市長さんへ手交するところの集合写真を撮って会議は終了。答申自体は第四回の答申(案)の内容を踏襲したもの。

※いつもの筆者のボヤキ:この会議だけの話じゃないんですが…、委員会の構成員10名中、女性は伊藤晴美さん(銚子市教育委員会教育委員 )のみ。千葉科学大学には、看護学部、薬学部と女性比率の高い学部があり女性目線はあっても良いはず。こんなこと委員の委嘱をする際、何人かの候補者の中から女性をピックアップすれば良いだけのことなのにそれができていません。同様に、最近エロい事件が多発していていろんなところの教育委員会の方三人くらいが並んで『極めて遺憾。再発防止に努めます…』的なコメントを毎日発していますが、その際のお三人は非常に高い確率で男性のオヤジさん三名であることが状態化。教育長が女性で謝罪コメントしてるなんてまずみません。どうもどこでも教育委員会で働く職員は男性が独占し女性は事実上お断りしているようです。多分筆者の認識では(もう古臭い言葉となりましたが)20年以上前から女性人材の活用なんて言われ続けているはずですが、そんな中、特に地方公共団体は、努力不足という以前に居直りが生じてしまったようで非常に残念です。

答申手交後、市長さんのコメントは

「私立大として継続運営されることを強く求める」とする回答書を加計側へ送る。

「(加計学園との協議の中で)7条件が受け入れられなければ公立化を断念」

「(交渉においては)安易な妥協はせずに協議したい」(安易でなければ妥協可?)

ですので、これから市長はと強い気持ちで加計学園さんと協議を再開し向き合います。きっと。

転学ってできるの?ー素朴な疑問ー

転学自体はできなくはありませんがみんな安易すぎ。いつものことですが、メディアの適当なコメントにはがっかり。閉校が決まったという理由でどこの大学が引き受けてくれるんでしょうか?筆者個人的には、まず、今の大学が卒業まで面倒をを見るのが第一義であって、どうしても厳しい状況が生じたのであれば、大学間で協議をし(学生優先の立場で)ボランティアに近い形で引き受ける可能性はなくはありませんが…。また、銚子市側も公立化するとしても引き受ける学部・学科と引き受けない学部・学科が生じることは明言しちゃいましたので、法的にではなくても道義的になくなる学部・学科へのケアをせざるを得なくなったと言えます。

筆者も長く大学職員やっていますが、そんな光景をみたのは、大学院レベルで研究指導をうけていた学生の教員が他大学(院)へ移った際、先方の大学と協議の上、その学生の転研究科を承認したという事例が一件のみ。こんなこと安易にすると大学入試の意味自体なくなります。

薬学部が厳しい

特に薬学部は、銚子市は公立化の対象外としているので大学撤退の際には最も影響を受けやすい学部と言えます。仮に加計学園内でなんとかするのであれば、宮崎県にある加計学園の傘下の学校法人順正学園九州医療科学大学さんとなんらかの協定を結んで学生を引き受けるなんて可能性はありますが、現実的には絶望的。近隣の薬学部に頼むとしても個別に就学状況の異なる学生に対して転学部してもらうのは現実的に不可能です。

ですので、やはり、方向性は、加計学園千葉科学大学として、閉学するなら全員の在学生をちゃんと卒業してもらう努力をするのがスジです。

www.phoenix.ac.jp

今のところ大学に預金保険機構的な仕組みはなし

今回の件でわかったのは、経営困難な大学が生じた際、違った大学が救済してくれる可能性というのは極めて低いということ。受験生・家族側としては、(例えば)受験する前にその大学の認証評価を行っているところが、どのように健全性を評価しているかくらいは知っておくべき時代になりました。日本では、今のところ、銀行が破綻しても預金者の預金が守られるような救済システムは、大学にはありません。特に私大で学ぶ人は今以上に注意が必要です。また、同時に、今現在の認証評価機関の大学評価は形式的でかなり甘すぎ。受験生が大学を選ぶ際のリスク提示ができるよう厳しいチェックが必要といえます。

※千葉科学大ならば公益財団法人日本高等教育評価機構さんが認証評価をしています。

今回はちょっと公開裁判的

どうも世間の目は、加計学園さんについて、ネガティブでヒール役。でも、今回の責任の一部には、公私協力のスタイルで大学を誘致した銚子市側にもあるようにも感じます。特に薬学部の設置は当初から無理筋。最初の段階で薬学部の設置を見送っていれば傷口は拡がらなかったような気もします。また、一番考えないといけないことは、今現在もこの先の行方の分からない大学で学んでいる学生さんのケア。大学撤退や公立化から外れた学部・学科の在学生たちは引き続きこの銚子市加計学園さんが卒業等で身分がなくなるまでしっかり面倒を見なければなりません。そのためには大学と銚子市(禍根を捨て)仲良くする必要があります。

銚子市さんも、答申の中に、千葉科学大の私立大として存続を強く求めるのなら(今のままじゃダメなんで)何ならかのインセンティブを与える必要も生じます。どうも紙のうえの決定ばかりのテキトーさで現実的な中身はなし。みんなオトナなんだからしっかりやってもらいたいもんです。

【写真】岡山理科大学さん 最近、知人の友人が岡山の大学へ出張する際、写真を撮ってきてくれました。筆者的に何か追加する言葉は(考えてはみましたが)ありません…

www.city.choshi.chiba.jp

www.cis.ac.jp

【短編・留学生ツアー案内】京都から比叡山へ行くのも良いかも

いろいろあって今回は外国人の知人と比叡山に行ってきました。高野山同様、一応大学関係のことを中心に書くことを生業とする基本とたブログですの、国際的視点?加味して書きます。今回もローカルネタが多いので引き続き関西圏外の方は雰囲気でお楽しみください。

いきさつ

最近、在日外国人から『ナンデ、トヨトミヒデヨシワ、タクサンオボーサンコロシマシタカッ!?』との質問があり、筆者は『多分、たくさんお坊さんを殺したのはオダノブナガだと思いますヨ』と説明、それなら京都の近所にお寺があるから見に行きましょう、ということで比叡山へ。なお、石山本願寺や長嶋一向一揆バテレン追放令etcのお話のような深堀は混乱しそうなのでやめました。なお、比叡山焼き打ちに関する英語での表記は、Fire Attack of ODA Nobunaga 的な言葉で記されています。

JR湖西線比叡山坂本駅

久しぶりにJR湖西線にのりました。で、名前のとおり、湖西線は琵琶湖の西側を走り、東側は、東海道線と新幹線が並んで走ります。そして琵琶湖の一番北の近江塩津駅湖西線東海道線(このあたりでは北陸線にお名前変更)がいっしょになって福井、石川エリアへ。大阪からだと、滋賀方面を走る新快速電車のうち、(普通は大津・彦根米原方面へ行くのですが)一時間に一本程度、湖西線経由となって直接湖西線に乗り込みます。なお、JR西の湖西線列車運行情報を見ていると、風の強い時、雪がたくさん降る時は運航見合わせになることも結構あり。利用したJR比叡山坂本駅もそうですが、高架化しているので、スピードは出ますが、風には弱そう。プラットフォームも殺風景なので、冬の電車待ちは凍えそうです。

琵琶湖周辺って戦国時代の武将たちがいろいろ戦いをしていましたから、そんな地名や城址もたくさんあります。戦国時代好きの人にはたまらないところ。今回行った比叡山は、まだ、湖南の大津市内。このあたりの平野部には、まだまだしっかりした住宅地があってその中をが電車が走ります。もうちょっと湖北に進むと田園風景が拡がり、スキー場や山登りなどの名所がたくさんあります。

で、そんな比叡山坂本駅を降りると、ケーブルカーの発車に合わせたバスが待っていて出発、すぐにケーブルカー乗り場に到着します。乗った日のケーブルカーの時刻表は、一時間二本、(単線なので当たり前でが)山頂駅でも同時刻に発車し、途中ですれ違います。

比叡山延暦寺

【写真1】ケーブルカー乗り場 発車5分前になったらゲートオープンします

【写真2】ケーブルカー車内 山の中から時々琵琶湖が見えます。外国人旅行者が多め。みんな下の景色をみていますが、ケーブルカーは山頂に向かっています

【写真3】山頂駅① 湖南の大津方面の景色

【写真4】山頂駅2 こちらは湖北方面の景色。なお山頂駅はホントに駅だけなので10分程度歩いて比叡山延暦寺方面に向かいます。

【写真5】鶴㐂そば 比叡山店和労堂 延暦寺境内にあるおそば屋さん。お値段お手頃で、注文したら番号札をくれて、できあがったら呼んでくれます。お味はとても普通です。

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【写真6】根本中堂 建物は10年にわたる大改修工事中。この内陣にある灯火は『不滅の法灯』と呼ばれ1000年以上同じ火種から灯し続けています。そんなこともあり、火が消えないよう油を絶やさないようしないといけないので油断大敵という言葉が生まれたそうな。とっても神聖な場所で尊く感じられます。

【写真6】文殊楼 根本中堂の目の前の施設。この階段はもはや壁。

【写真7】大講堂 根本中堂から歩いてすぐ。内部は撮影禁止なので外から。比叡山ゆかりのお坊さんのたくさんの絵が並んでいます

まとめ
今回は、JR中心で比叡山へ行きましたが、京都市内を北上し、別のロープウェイとケーブルカー乗り継ぎで行く手段もあります。山上には観光バスも走っていましたので、各方面からの日帰りバスツアーもやっていそう。短い時間に効率的に見て回るのならバスツアーも良いかもしれません。
で、訪日外国人の立場で考えると、京都でたくさんの似たような寺社を見て多少疲れてきた時、山に登ってお寺を見て回るのは良い気分転換になると思います。
また、比較する話でもありませんが、仏教に関心を持っているのであれば高野山の方が見て回れ学べるところが多いようにも感じました。ただ、高野山へ行くには時間がかかるので京都を起点するなら比叡山はおススメです。
以上、関西の大学で、留学生や外国人研究者をどこかに連れていく催しがある際のご検討にどうぞ。

比叡山延暦寺

www.hieizan.or.jp

↓このあたりにもきれいでおススメです。

www.biwako-valley.com

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その他ご参考 伏見稲荷さんは外国人climberがたくさんで大変

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【いよいよ第五回!】千葉科学大学ってこれからどうなるのか考えてみる7

令和6年8月25日(日曜日)に第五回会議をして答申が確定します

今後どうなるか

最終答申は、すでに第四回の時にほぼ固まっています。ですので次の展望は、

加計学園側の反応

②(公立大学化するとして)どんな大学を目指していくか?

あたり。

さすがに第五回はメディア露出も増えるでしょうから、会議終了後、その反応も含めて考えてみることします。今回はこれで終わります。

↓それまでの勉強材料。2040年ころの大学はどうなっているかの予測。思ったより早く時代は流れますので、将来の大学のあり方は考え答申をださなきゃいけません。

www.mext.go.jp

↓特にコレ

https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/000259054.pdf

 

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