FOU’s blog

日本の大学 今 未来

University of Osaka が Osaka Metropolitan University になった意味合いについて考えてみる 3/18追記あり

どこまで意地を張るかと思っていましたが(見かけ上は)急転直下英文名称の変更が行われました。この名称は筆者が可能性を示した事例のNO2の名称案!(というか他に良いものがみつからないもので)

3月12日夕刻の発表が楽しい

このことについては、あべのメディックス(あべのハルカスのご近所)において記者会見を行ないました。西澤理事長(市大医)、辰巳砂学長予定者(阪大工)らによる会見が開かれ、1月頃より議論が行なわれ、最終的に3月に新大学名称検討委員会(SDGsを標榜している大学のわりに構成員6名全員オトコの委員会)においてOsaka Metropolitan University(仮称)に(改めて)決まったとのこと。同時に阪大、大阪公立大双方が、同刻にHPにて発表も行ないました。また、両大学は(雨降って地固まり?)包括連携協定とやらも締結することに。ここまでは、双方オトナの対応に見えるのですが筆者的に気になった部分も。

大阪公立大学側のHPからの情報には、University of Osaka から Osaka Metropolitan University に変わった経緯には一言も触れず、突然新たな名前になったことのみ紹介を行なっています。この記者会見の場には阪大の総長西尾先生(京大工)もいて、記念写真にも収まっているのですが、なぜか(写真には西尾先生が写っているのに)写真のキャプションは西澤・辰巳砂先生のお名前のみ(3/13深夜現在)。方や阪大のHP発表には、大阪公立大学側が理解を示し名称変更を行なってくれた等々への謝辞が記されています。なんだか微妙に温度差が。また、勘ぐってみたいことが、この重要な会見に大阪市大の荒川学長(市大医)の姿が見えません。名称変更に反対の意志を示したかったのかも。

このようなお話、全国ネットにはほど遠いので関西圏以外の人たちにとってはどうでもいい話の類だと思いますが、お耳汚しに。また、発表から間もないのでこれからもいろいろ動きがあるかもしれません。詳しく知りたい人はそれぞれのHPや関西圏のメディアをググってお楽しみください。 

【3/18追記】

思ったよりメディア・他のブログとも反応が薄いですね。多分、関西の大学の英語の表記ということもあって、多くの人たちの関心事にまで届かなかったと言うことでしょう。なお、知人の大学関係者の認識は『結局、公立大学法人大阪側が墓穴を掘った上、阪大に修正話を押し切られてしまった』で、筆者もそれが妥当な成り行きと言えると思います。

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