やはり相思相愛でした… ー最終確定ではありませんが、ほぼ関学さんできまりましたー
事前登録（応募予定者登録）は一大学のみ
神戸市さんが、事前登録した大学さんは一大学のみですと発表し、メディアは関学さんを取材し関学さんですか？と聞いたら、はいそうですとお答えされたようです。やはりどこの大学でも100億円をポンと用意するのは大変ということ。さらにその土地のうえに建物を作る必要もあります。
筆者としては、もう決まった話なんだから、前向きに受け止め、今後への期待するところを中心に考えてみます。（神大さんの方が良かったと思うんだけどなあ…）
何をもってくる？何を作る？
新しいキャンパスに何を作るか？。普通にいくつかの学部を移転させる、新しく学部を作る、大学院が中心等々考えられます。よくあるのは学部一年次向けの共通科目を教えるための施設。例えば関西で新設される大阪公立大森ノ宮新キャンパスなんかは学部一年次生を対象とした学びの場を中心として想定、反対に阪大箕面新キャンパスの場合はピュアに外国語学部のみを対象に。関学さんの場合、今ある西宮上ヶ原キャンパスはメインキャンパスとして固定でしょうから、きっと多目的なサテライトキャンパスとしての要素が必要になります。（かなり自由でテキトーな想像です）
夜や休日も輝いてほしい
新キャンパスは阪急神戸線王子公園駅の北側すぐ、高架になっているので電車からも良く見える場所。普通の大学のキャンパスのイメージなら夕方になったら人はまばらで営業終了の感じ。でもこちらは、たくさんお金を払って作っているので、関学さんもそして売る側の神戸市も夜も土日も何かやっている稼働率が高く公共性も兼ね備えた施設にした方が良いように感じます。筆者のイメージとしては、夕方以降と土日でも授業を行うような社会人向け大学院を創設するのが基本的に妥当と思います。その中でさらに特色を出すため、人社系大学院だけでなく、IT情報関連を中心とした大学院を作ることも関学さんに新たなイメージを加えることができると思います。これで固めてさらに次項が加われば完璧？
隣に動物園あり ーやはり獣医学部？ー
その次項がコレ、筆者の妄想の世界ですが…ドサクサ紛れ？に獣医学部を作ってしまうのも一考。それを可能とする理由と必要性として、関西にある獣医学部は、大阪公立大学（旧大阪府大）が作った関空の対岸という不思議な場所にある一つだけ。関西の獣医師需要をまかなうため、もう一つ都市型の獣医学部があっても全然問題ありません。このことへネガティブなことを言うのは、文科省というより圧力団体としての獣医師会さん、岡山理科大学の時も大変でした。それでもがんばって新しもの好きの神戸市とタッグを組んで獣医学部を新設すれば、公園内に動物園＋獣医学部＆附属動物病院がそろい神戸の人たちにも好評になるかもしれません。またご近所にはポートアイランドに神戸どうぶつ王国、六甲山牧場、須磨海浜水族園とかもあります。動物で神戸を盛り上げることもできるし、もちろん関学という大学にとってもブランドイメージのアップにつながります、きっと。
まとめ
なんのサプライスもなく決まったので、次の期待は、関学さんがこの新キャンパスで何をやるかに移りました。せっかくの機会ですので関学さんもがんばって素晴らしいキャンパスを作っていただきたいものです。でないと（筆者は大学関係者ですから違和感を持ちませんが）この土地に大学を作るのを反対する人たちもいらっしゃいますので、いかに良いものを作るかが関学さんと神戸市の腕の見せどころとなります。
関学さんの関西における立ち位置は、なんとなく同志社さんには水をあけられ、関大さんと立命館大さんに接近され、何かと頑張らないといけない状況（筆者のみたて）。また、神戸市内の大学も神戸大一強で固定化している今の状況に新しいものを吹き込んでもらいたいものです。
