住むにも学ぶにも神戸はよいところ
神戸大学医学部から神戸市中央区をぶらり歩き
献体の話とは微妙に不連続。ここからは神戸市中央区を普通にぶらり歩きするお話です。
神戸市中央区は、意外と広くて、アカデミアの人たちにも見どころがたくさんあります。まず、一番南に神戸国際空港があり、その次の人工島ポーアイには、理研の富岳とIBM社製量子コンピュータとの共用で話題となっているスパコンセンターがあり、他にも大学等の研究拠点がたくさんあります。特に医療分野では、神戸医療産業都市構想の拠点となっていて、所謂、産官学による研究開発が進められています。
そして突堤・海沿いには、ポートタワーやハーバーランドのような商業施設。GLION ARENA KOBE も新たにできました。そうそう神戸どうぶつ王国さんも観光客をお待ちしています。
で、少し北上してみると、三宮(三ノ宮)、元町、神戸駅界隈はいずれもお買い物エリア。南京町も中央区。さらに数ブロック北上すると、新幹線新神戸駅・布引ハーブ園~異人館街~ビーナスブリッジ~大倉山公園と続きます。なお、義経さんがかけ降りた鵯越(ひよどりごえ)も大倉山のすぐお隣。
以上ざっくりの神戸市中央区のご紹介。以下は今回ぶらり歩きしたところをご案内。
神戸市中央区の昔話
神戸市中央区界隈って歴史的に知られた戦いの場となったことが何度か。源平合戦の際は、一の谷の戦いの場として知られ、平家方が三宮の近くの生田神社(生田の森)に陣取り源義経の軍勢を迎え撃ちました。それから150年後、こんどは楠木正成・新田義貞の後醍醐朝廷派と足利尊氏・直義との間で湊川の戦い(生田の森より数キロ西)が起こります。当時の神戸は砂浜が現在より内陸にあったため、守るも攻めるも生田の森が戦略上の要衝だったようです。また、この地で命を落とした楠木正成を弔う湊川神社は良く知られた存在。時はさらに流れ、幕末のころ、勝海舟さんや坂本龍馬さんも関係した幕府海軍操練所や神戸事件(フランス海軍の兵隊さんへの切りつけ事件)の場所も中央区内。
地下鉄大倉山駅界隈
まず、大倉山の由来、この地にあった別荘地を市民への用途として提供した明治期の豪商大倉喜八郎さんのお名前からいただいています。大倉さんは、大倉財閥を作りあげ、良く知られた存在としては、ホテルオークラグループさんあたりとも関係が深いとのこと。だから神戸にはホテルオークラさんがあるんだと納得。なお、別荘地(程度)だからといって軽くみちゃだめで、大倉山駅を中心に、公園、体育館、文化会館そして神大医学部がある場所が提供地。この寄付が無ければ、神戸市中心部の一等地にこれだけの施設を作るのはムリ。大倉さんありがとうございました。
神戸大学医学部
そんなぶらり歩きの始まりは神戸大学医学部から。神戸大学医学部は六甲台にあるその他学部と完全に切り離されて楠町(大倉山)にあります。近年、神戸大学医学部から輩出された有名な人物と言えばノーベル医学生理学賞受賞者山中伸弥さん。ですが…神戸大学医学部さん時代は、不遇というか人間万事塞翁が馬?的な表現で良いのか…の時代、次いで在籍した(旧)大阪市立大学大学院医学研究科時代も暗中模索?の時代が続き、日の目を見るのは奈先端大から。長く自分探しをされた結果が今に至っているんだと尊敬しております。とはいえ、山中先生の件はともかく?神大医学部はよくやっています。関西では、京大、阪大、神大と比べられがちですが、それぞれが程よく離れていて、首都圏みたいにご近所でギシギシしているわけではありません。普通に神戸大医学部出身者は期待され信頼されています。
【写真1】医学部の新棟 有馬街道沿いにありました。この建物北側に病院棟があります。神大の医学部&附属病院は結構古めで手狭なので、(例えば)王子公園の再開発の際、移転しても良かったのになあ、と、今でも思っています。市の高さ制限があるので高層ビルはなし、新しいのはこれくらいで、それ以外は古めに感じる建物が中心。周辺もよく整備された昔からの住宅街となっていて良い雰囲気を醸し出しています。

fou.hatenadiary.jp
【写真2】神戸大学医学部 なぜか世代の古いダヴィンチの展示がありました(内視鏡手術支援ロボット(da Vinci Surgical S System©))素人がみるとへえって感じ。
【写真3】地下鉄の大倉山➡県庁前➡で三宮へ向かい遅めのランチ。こちらは阪急三宮EKIZOにあるお店。今回は繁華街はスキップして南へ下り市役所の南にある東遊園地を紹介してみます。また、ちなみに県知事がお騒がせしている場所は地下鉄県庁前駅前に並ぶ県庁庁舎内。

www.kobe-beerhowzit.com
【写真4】阪急・阪神三宮駅からフラワーロードを南に進みます。背の高い建物が神戸市役所の本庁舎

【写真5】公園=遊園地 明治期に作られた日本初の西洋式運動公園 外国人居留地の人たちのレクリエーション施設として親しまれていた場所 市の周辺整備でとてもきれいになりました。
【写真6】東遊園地 中の様子

【写真7】海に向かって これ以上向こうに行ったことありませんが、いろんなフェリーがとまっていてどこかに行けるはずです。突堤からくる大型コンテナのトラックが走り回っています。

【写真8】山に向かっての景色 ここにあるのが、国道マニア垂涎?の日本一短い国道174号線。その距離なんと187.1 m ⁉ で、前の建物がKIITO さん
【写真9】KIITO とは、 漢字にすれば生糸のこと 戦前使われていた生糸検査所の建物を利用して『デザイン・クリエイティブセンター神戸』と呼ばれる公共複合施設となりました。土日を中心に多くの人たちでにぎわっています。また、この中には中央区図書館も。こじゃれていて筆者のお気に入り。
【写真10】神戸税関と "Port of Kobe" 神戸税関の南側は空き地でしたがここも整備されきれいになりました。
【写真11】GLION ARENA KOBE 海側の終着点 基本は、神戸ストークス(B.LEAGUE)の本拠地として活用 一万人収容規模で多目的にいろいろ利用可能。
www.storks.jp
まとめ ー首都圏の人も来てみたらー
首都圏の人たちって何かに怯え、そこから離れることが人生の敗北・汚点と思い込んでいる傾向を感じてしまいがち。例えば、大学時代の4年を神戸で過ごすことは人生にとっての貴重な時間になると思います。ここでは神戸のお話でしたが、出張とかで行った、愛媛、岡山、広島の大学なんかもどこも素敵でした。家族の鳥取大学なんかも貴重な時間を過ごせそうでおススメ。若い方は折角の機会なんだから地方の暮らしをしてみてはいかがでしょうか。。