FOU’s blog

日本の大学 今 未来

【短編】共学化する武庫川女子大学さんの思ひで ーIt’s too late to change the plan now.ー

皆さん驚いていらっしゃるようです。筆者も昔から知っている大学。主観中心で考えます。

学生数1万人規模の女子大

兵庫県の南東の西宮市の武庫川沿いにある大学。行くには阪神電車、関西以外の人に説明するなら、高校野球やタイガースでおなじみの阪神甲子園球場のご近所にあります。阪神電車でこの辺を走っていると、線路の南側に(多分)アカデミックさを感じる褐色の建物が立ち並んでいるのをみることができます。普通にまあ、神戸方面からも大阪方面からも通いやすいロケーション。

で、筆者も阪神間にある大学でお仕事をしてきましたが、つながりはほとんどありません。武庫女さんから教員がやってきた話も聞かない武庫女さんへ転出した先生も知りません。卒業生も多い割に武庫女さん出身の人とも接点なし。筆者か武庫女さんのどちらかが異世界に足を突っ込んでいるのかもしれません。たくさんの学部を抱えている女子大ですから教員・職員よる不祥事がおこらないよう細心の注意が払われているのでしょうか。

で、筆者が若かったころの武庫女さん。その当時は、黒い制服の武庫女さんの学生さんがぞろぞろと阪神電車を占拠していて、何かのセレモニー?お葬式?的な雰囲気すらありました。昔から神戸は、西日本の学生ファッションのリーダー的なエリアで、JJCanCam あたりのファッション誌で、トレンディな大学は共学であれば関学大であったり甲南大であったり女子大であれば神戸女学院大学、神戸松蔭女子大学(当時)、甲南女子大学さんあたりが思いつきますが、武庫女さんは規模が大きい割に対象外。確かに日常黒い制服で地味に活動していると目立ちません。ですので、阪神間モダニズム等で評価すべき大学ではないと筆者は思います。

薬学部の共学化

筆者のちょっとした気づきは、薬学部。今回の共学化で、関西圏で女子大+薬学部をやっているのは同志社女子大さんだけになりました。かなり古い話になりますが、神戸女子薬科大学さん→神戸薬科大学さん、大阪大谷女子大学さん→大阪大谷大学さん(正確には共学化した年に薬学部を設置)のように二つの大学は共学を完了。同志社女子大さんの場合はブランド色が強いので(テキトーな表現)共学しなくてもやっていけると見込んでいるものと思えます。このタイミングで共学化したことでランク付けが固定化している薬学部業界の中で、良いこと起こることを思いつきません。今さら共学したからといって武庫大を目指す男子学生がどれくらいいるかはチェックが必要。筆者は武庫女さんの薬学部を狙う男子受験者の発掘はしんどいと感じます。

大型総合大学的な女子大では経営存続はしんどい

で、早速、OGさんやこれまでの武庫女さんの教育を支持してきた人の中には共学化反対のお話がでたり、他の女子大さん(京女さん)からは、これからも女子大を貫くような宣言まででてきました。

で、筆者はどう考えるかですが…物理的に今のままじゃ無理です。潰れます。ですので共学化の方向性は正しいと感じます。

共学化したときの立ち位置が微妙

こちらも神戸に住んでいる筆者の見立て。多分男性受験者として考えてみるに、関学大さん、甲南大さんをターゲットにしている人たちにとってこの共学化話は検討の対象外、タイプが違いすぎます。神戸学院大さんを考えている人たちなら競合の可能性あり?。神戸松蔭大(元女子大)さんとは微妙。反対に女子大としてがんばる神戸女学院大さんの方が武庫女さんの共学化の影響で、女子大として立ち位置を明確化できるメリットがある気がします。甲南女子大さんは結構心配、甲南大さんとは別法人で競合する学部もかぶっているので統合は(多分)できないし、このままやっていくしか…。

まとめ それでも共学化は必要

武庫女さんは、それなりに定員充足に近い形で大学を維持できているので、だからこそ、元気なうちに共学化するのは良いこと、と、素直に思って良いのだと思います。ただ、その中で、正しい道筋なのですが、男子学生をどのように呼び込む仕組みを作るのかが大学としての大きな課題に。12もの学部がある中、それぞれに共学化を行い、男女の嗜好に合わせた学部作りができるのかポイントになるんじゃないかなぁと眺めています。すいません、部外者なもんで…。自ら選んだ道です、がんばってください。

で、今回は武庫女さんの共学化の話題でしたが、別の方向で女子大のまま機能強化する大学もあります。今、奈良女さんやお茶さんで進める女子教育については、期待が持てるのですが、時代遅れの良妻賢母育成スタイルの教育を行う限り、共学にしても女子大のままにするにしてしても将来は厳しいと感じます。

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