このシリーズの最終評価が大変遅くなりました。すいません。気持ち的にがっかりとバカバカしくなり書く気もなったのが原因。お許しください。この出来事は日本の医学部なんてどこもこんなもんで過大評価しない方が良い証左。少し時計を戻してお読みください。また筆者がこのことを書く気が無くなった理由(言い訳)も感じていただければ幸いです。
病院長選挙、がっかりの顛末
筆『ようやく院長がきまりましたよ』
主『ほんま、誰なったん?』
筆『整形外科の中村先生ですわ』
主『わしなあ内科領域やから外科系の先生ようしらんねん。歳は近いから顔見たらわかるかもしれんけど、平田先生(呼吸器内科・前病院長)にもう一回やってもらうんでもよかったんや思うけどな』
というようなお話。新病院長が決まったこと自体はただただおめでたいことと思います。ただ、筆者はなんだか得心できません。確か医学部の先生たちは、絶対多数で理事長不信任までしていたのに、今回は候補者一名に絞り込み、その信任投票の形で新病院長があっけなく決定しました。なんだか見えないところで条件闘争があったように見えてしまいます。私立大学ではなく公費の入っている大学ですので、今度は不信任をした側の先生たちが、今回の院長選挙の結果について、なんでこんな顛末になったかちゃんと説明をしてほしいと思います。メディアも最初は騒いでいたのに最後はフェードアウト。ブログで書くのもバカバカしくなりました。
都市と大学
それでも主治医の話は続きます。主治医は、都市と医学部のあり方にもこだわりが。
主『都市には医学部がないとあかんねん。阪大も外(吹田)に出てしもてアホなことしたわ』(これは主治医の持論)
筆『都市には医学部と附属病院がないとあかんわけですね』
主『そや、考えてみ、大阪市は300万人規模の大都市やけど、大きな大学もそして医学部もあれへんのやで。せやから関連病院やったら意味ないねん』
筆者は、医学部で学んではいませんので、お医者さんの根っこの思いまで理解できませんが、長年大阪で地域への医療をしているとそのように感じるのかもしれません。確かに日本国内を見渡しても医学部のない大都市は大阪くらい。というか存在感を示す総合大学もない大阪は、まちづくりをするとき、カジノや万博のみでよいのか考える必要があると感じます。江戸時代には日本をリードする適塾があって多くの偉人を輩出した文化都市であったのにもうそれは過去のお話。
最後までお読みいただい方へお礼のグルメ情報。有とみさんは、異人館方面に上っていくハンター坂にある和食のお店。十数席の小さいお店で予約は必須。お値段お手頃で季節感あるお料理を楽しめます。
【写真1】有とみさん
【写真2】有とみさん
【写真3】有とみさん
【写真4】有とみさん