FOU’s blog

日本の大学 今 未来

カナダの大学6 トロント大学University of Toronto etc

トロント大学University of Torontoーカナダ・オンタリオ州の大学

Toronto の空港

TorontoOntario州にあるカナダ最大の都市、オンタリオ湖の西北岸に位置しています。空の玄関口は  Toronto Pearson International Airport。日本からの直行便がありますし周辺のニューヨーク、シカゴあたりからのフライトも多いので米国系のフライトで乗り継いでもそれほど時間のロスはありません。それでもフライトはエアカナダが基本。日本~カナダ間は幾つかルートはありますがエアカナダの日本~TorotoのダイレクトフライトがあるとともにVancouver経由でも便数が多いので時間のロスが少なくてオススメです。

アメリカを経由して出入国する場合

日本からアメリカにつくとトランジットでも入国扱いとなるのでESTAが必要になります。すでに持っている人はOKですが、持っていない人は取得手続きが必要になります。カナダからアメリカへ行く場合、カナダ主要空港内にアメリカのimmigrationがあるので、ESTAを持っていれば、カナダ国内でアメリカ入国手続きが完了します。アメリカ→カナダの際は、アメリカ入国手続きに時間を要したりと多少イライラしますが、カナダ→アメリカは単なるトランジットだけなので慣れればそれほど気になりません。※大学で教員が学生を引率して連れて行くような場合、慣れない学生が出てきそうなので事前の十分なレクが必要になると思います。

空港からダウンタウンなどへ

 従来ならエアポートリムジンがオススメでしたが、現在はUP Expressが一番。基本的には到着するUnion Sta.は大きな駅で近郊都市へ乗り継いで行け、市内なら地下鉄、タクシーなどで目的の宿泊施設などへスムーズに行けます。また、空港内からナイアガラや周辺都市へ向かう長距離バスが出ていますので時間があえば利用価値があります。

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 Downtown, Toronto

Toronto の良いところ・少し困ったところ

Torontoは、カナダ最大の都市、地下鉄、バスで主要箇所に行けます。観光するなら(行ってみる観光地自体は少ないですが)MLBMBAの観戦と多くの博物館見学、コンサートの観賞など北米大都市ならではの楽しみが待っています。また、ナイアガラの滝もバスで数時間で到着可能。印象的にはカナダと言うよりアメリカのどこかの大都市と感じる人が多いと思います。治安も近隣のアメリカの都市と比べても数段安全。ただ、一部時間帯によっては行かない方が良いエリアはあります。また、学生間でも比較的容易に大麻などのドラッグが手に入る環境がありますので、特に中長期滞在する学生・研究者の人は注意が必要です。 

 TorontoとOntario の大学

ざっくりオンタリオ州には日本との交流が盛んな大学が多くあります。イメージ的にはアメリカとの国境に近いところの方が人口密度が高く、そのミドルタウンに主要な大学が置かれている感じ。北方面に行かない限り交通は発達しているので比較的容易にどこへでも行けます。また、Kingston や 首都Ottawa周辺にも大学・研究機関が集まっています。

クイーンズ大学Queen’s University かつて高円宮憲仁親王が学ばれた大学として知られています。

www.queensuca

オタワ大学University of Ottawa 

www.uottawa.ca

【写真】首都Ottawaの議事堂(夏と冬)

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Toronto市内にある総合大学はUniversity of TorontoYork Universityあたりが日本との交流が盛んです。この場ではUniversity of Torontoを考えてみます。

トロント大学University of Toronto 

www.utoronto.ca

 筆者が行ったことがあるのは、トロントのど真ん中に位置するセントジョージSt. Georgeキャンパス。基本的には地下鉄の利用が便利です。雰囲気は(わかりにくいかもしれませんが)典型的な研究型大学院大学のキャンパス。あまり若い学生が大勢行き交う姿はありません。

【写真】あまり日本の大学では見かけない同窓会による記念塔。

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【写真】訪問した研究所(写真は冬季)

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なお、ESLも充実していますので、日本の大学の夏休みあたりに大学から、もしくは学生本人が頑張って自力で英語研修を受けてみるのも良いと思います。中長期の滞在者の人には近くに日本総領事館国際交流基金のオフィスもあるので情報収集が必要な場合役にたちます。