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日本の大学 今 未来

カナダの大学 1 マギル大学 McGill University その1

マギル大学McGill University ーカナダ・ケベック州の大学ーその1

この項では、カナダ東部の大学、基本的には筆者が行ったことがあり、日本との関わりの深そうな大学についてお話してみます。目線としては、留学や語学研修をしてみたい人の参考になればと思います。記載は日本人で英語のみ話す人物を前提にしてお話します。出来るだけ普通の旅行ガイド的にならないようにしてみます。

カナダの大学にももちろん大学評価やランキングというものはあるのですが、日本の大学とは異なり、それぞれの大学で学生や教員の質にトコトン差が出ることはありません。基本的には高等教育は州の仕事になりますのでどこの大学でも最低限の質的保証はなされています。反対に地理的に不利な大学の方が授業料やドミトリーにインセンティブをつけている場合もあるので狙ってみる価値もあります。

筆者の視点ですが、Montrealに滞在していたこともありカナダの話題はQuebec中心になります若干ご留意を。それでは、そのケベック州の大学から始めてみます。

Montreal の大学紹介

Montreal の空港

MontrealQuebecで一番人口の多い街、(気づくことはありませんが)セントローレンス河の巨大な中洲にあります。空の玄関口は Montréal-Pierre Elliott Trudeau International Airport。規模の大きな空港ですが今のところ日本からの直行便がないので近隣の日本からの直行便があるところから乗り継ぎが必要です。フライトはエアカナダが基本。日本~カナダ間は幾つかルートはありますが日本~Toroto~Motrealのルートが一番時間のロスが少なくてオススメです。他にもシカゴやニューヨークも距離的には近いのですがトランジットの際アメリカへの入国が必要になるのが厄介です。なお、エアカナダはVancouver経由でのフライトも提供していますが、大陸の西から東で距離があり過ぎるの(イメージ的にはサンフランシスコ乗り換えでニューヨークへ行く感じ)とフライトの定時制の問題から先に東海岸へひとっ飛びする方が時間はかかりますがらくちんです。

空港からダウンタウン

筆者はタクシーをオススメします。その大きな理由は定額制、市内の主要箇所なら値段は同じ(40CAD程度)。バスで行っても待ち時間や乗り換えの手間を考えるとタクシーならホテルなどの玄関先まで安全に運んでくれます。

なお、カナダのタクシーは至って安全。釣り銭ごまかしや遠回りするドライバーも見かけたことはありません。ただし、Quebecなので移民系の仏語話者が多く英語は片言の人も結構いますが皆さん丁寧に対応してくれます。

Montreal の大学4つ

 Montreal 市内にある大規模大学は、

マギル大学 McGill University https://www.mcgill.ca/

コンコルディア大学  Concordia University https://www.concordia.ca/

モントリオール大学 Université de Montréal https://www.umontreal.ca/

UQAM Université du Québec à Montréal https://uqam.ca/

MontrealQuebecにある都市。州法により仏語が原則優先されるのですが、過去の様々な経緯で英語の使用が認められる大学があります。その代表がMcGill University、カナダで三指に入る世界的にも評価の高い大学です。また、日本の大学との交流も盛んに行われています。

次にUniversité de Montréal フランス本国外で最大の仏語で授業を行う大学として知られています。こちらも日本の大学とは研究を中心とした国際交流は良く行われています。※日本からの視線では、英語系大学を中心にみてしまい、日陰がちになりますがこちらもTHEで100番以内に入る大学です。筆者がいた時には、ここの大学図書館に日本の国立国会図書館から派遣された職員の方が長期研修をされていました。図書自体が仏語文献中心なのでかなりの知識と専門性がないとキツイところだったと思います。

その他、Université du Québec à Montréal (UQAM)は、州内の仏語話者向け、Concordia Universityは、英語系で留学生も多いのですが、職能系(移民の人たちへの資格取得など)の色彩が強く、どちらも日本の大学との関わりは強くありません。

さらに留学できます

Quebecで交換留学生ではなくフルタイムの学生をしていたらさらに留学出来る機会があります。筆者がいたころはCREPUQプログラムと呼ばれていたケベック州とヨーロッパのフランス語圏の国を中心とした学生交換プログラム。現在も形を変えて行われています。日本は蚊帳の外ですが、欧州ではエラスムスのプログラムが増えてきて欧州域外との学生・研究者との人的交流が盛んになっています。興味のある人は自分のいる大学のStudent Exchangeの窓口に行ってみると良いと思います。https://www.bci-qc.ca/en/ 20201026追記

 

【写真】一例ですが、英語系大学以外では州法の関係で英語表記を行いません。

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Montreal の良いところ

カナダ全般に言えることですが、一番感じるのが治安の良さ。イメージ的には日本と同じ感覚で生活できます。市内は地下鉄(Metro)が網羅されていて行きたいところへ不自由なく行けることもメリット。筆者は一年滞在した中で、その経験上、治安上の危険な思いをしたことは皆無、また、アジア系人種として差別感を感じたことも同様にありませんでした。

また、食文化の多様性も他のカナダと大きく異なるところで、比較的安価においしい食事を楽しめます。  

【写真】 Eggspectation1

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 【写真】Eggspectation2

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 Eggspectation https://www.eggspectation.ca/maisonneuve/

Boulevard de Maisonneuve Ousetにあるお店。McGill Universityからもほど近い観光エリアにあり、朝から夕方まで賑わっています。わぁわぁした雰囲気ですが気楽におなかいっぱいになれ使いやすいお店です。

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Sakura  https://sakuragardens.com/

(筆者的には)日本人がおいしく楽しめる日本料理のお店。HPが多少エキゾチックになりましたが日系カナダ人の人たちを中心にしたスタッフがお料理を出してくれます。筆者滞在時は在モントリオール日本総領事館御用達のお店でした。

【写真】ある日のランチメニュー

 

 

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