FOU’s blog

日本の大学 今 未来

【短編】市長さんが大学を履歴書の学歴欄の記載としかみていないことに憤ってみる

卒業か退学か除籍かしらんけど

伊東市長さんのお話について、いろんな疑問や非難が出ています。大学で働く者の気づきでいくつか。

卒業してたら

卒業する時、普通に卒業証書をもらえたりするものです。また、卒業後も(特に私大なら)定期的に同窓会誌や寄付のお願いが送られてきます。

退学したら

退学は、必ず学生自身の意志により大学へ退学願(書類)を提出し、大学が承認すれば認められます。ですから、学生側は必ず覚えています。

除籍になったら

除籍のアクションは大学側にあります。よくあるのが、一定期間授業料を支払わない、一定期間大学に出てこない、成績が不良である、学生としての非行をおこなった、最大修業年限までに卒業できなかった等々で、学則に基づき大学側が除籍を行います。大学にもよりますが、除籍者には除籍の事実のみ記録され、在学中の成績等の証明も出しません。

東洋大学さんはもっと怒ろう ー大学をなめているー

市長さんのこれまでの言い分は、卒業したと思っていたが、大学へ行って確認してみたら除籍だったとのこと。在学中は自由奔放だったのでよく覚えていなかったようです。

筆者も同じ法学部卒業ですが、今でも在学中、どこかの分野の法(筆者なら経済法)を専門的に学び、特にゼミ・卒論の際の指導教員の名前や研究テーマ等々は必ず・絶対覚えているもんです。

で、筆者が腹立たしいのは、在学中、大学にも行かず自由奔放だったので、よくわからないという釈明。普通、大学は高等教育機関なんだから、何かを学びその成果を社会において役立てないといけないのに、その気持ちはまるっきり見えません。確かに大学での4年間はモラトリアム的な要素があるのは事実ですが、市長さんのような公的立場に立つ人物が、大学には入学したけど自由奔放だったので何時除籍になったのかすらもわからないと言うのはホントがっかりです。それに東洋大学さんにも自分の不始末で迷惑かけてるんだからお詫びした方が良いです。

結局、この人物、履歴書の学歴欄を埋めるため、何時、何を学んだかもわからないまま大学の名前を書き込んだということ。コドモへの説教になりますが、言葉のとおり、学歴ってそれこそ Educational Background なんだから何もやっていないのなら書いちゃダメです。また、取材や市長さんとしてのコメントも並外れた異世界発言ばかりですので早く退陣されることをお祈りいたします。