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日本の大学 今 未来

【短編】祝・新学舎完成! ーハム大の看護学部・研究科の新拠点ー

4月から新しい建物になって動き出しました

多分とても良くなる

まずは、看護学部のおさらい。いまでこそ、石を投げたらすぐ看護学部にあたるくらい(表現上妥当?)どこの大学にも看護学部はありますが、実は国立大学には看護学部はたくさんありません。ご承知のとおり(知ってる?)一番最初に看護学部千葉大学にできたのは1975年、それほど古い話でもありません。ですから、それまでは、看護師の養成というものは看護専門学校が主体で、特にそれ以上の教育(ScienceやResearch)は必要としない現場主義の教育が行われてきたのが看護師というお仕事。

それで、千葉大学看護学部はあるとして、他の国立大学はどうしているかというと、例えば、医学部の一学科として保健学科とか人間健康学科(先端看護科学コース)の中で小さな規模で学ぶことができるのが主流。そのようなMEXT・大学の方針は千葉大学看護学部以降も大きく変わっていません。そのような傾向があるので、国立大の看護系学科は少数精鋭で学びの質が高く基本的には専門的なエリート養成機関と言えます。

で、昨今のたくさん増えた大学看護学部は、主として公立大・私立大が(なぜか)担っています。そのことについては、筆者個人的には日本の医療制度のいろいろがそうさせているんだと感じますがそれはさておき…。

なぜハム大の看護学部は期待できるのか?

筆者が第一に考えるその理由は、建物が16階建てになったからとか、定員充足で600人を超える数的優位とか、ではなく、設置母体。首都圏の方向けにわかりやすくいえば、東京都立病院機構の病院すべてを病院実習先として使えるということ。また、大阪の場合は府立とさらに大阪市立の病院も含みます。さらに、建物のお隣には、ハム大医学部附属病院も。多くの私大看護学部で実習先病院探しに苦労している中、このことは大きなアドバンテージと言えます。また、卒業後もこのような病院群で働きたいのであれば、なにがしかのインセンティブも(多分)期待できます。また、大学院も(それなりに)充実しています。設備は最新で、天王寺阿倍野から徒歩圏、行きたかったら動物園がすぐ隣にあるという立地も魅力的。

ちょっとだけ、言わせてもらうとしつこいですがキャンパスの狭さ。筆者の写真同様、ハム大HPの写真を見ても無理やり広角撮影しないと建物全景を映し出せません。そんこともあって上の方に建物を伸ばす(16階)にせざるを得なかったんだと思います。

ということで、筆者には珍しく期待ができる看護学部であると感じました。

www.omu.ac.jp

⇩参考 過去記事(部分2025-01-02付け)
看護学部の巨大化 -巨大化の割にキャンパスは狭いー

市大と府大の両方にあった看護学部を一つにして阿倍野へ統合移転。人数が倍になるので校舎も新築中。よく考えると(考えなくても)無茶苦茶な仕打ちですが、学ぶ側にとってはキャンパスがキレイになって優れた実習先となる病院も増えて損することはなさそうです。筆者個人的には、急に倍になったセンセーたちで行う教授会ってうまくいくか心配がつきまといます。建物はきれいで、大林組さんの設計施工ですので良いものだとは思いますが、敷地が狭いのがちょっと(かなり)気になります。

【写真1】完成間近の看護学部・研究科棟。お隣は医学部と附属病院があります。敷地はキチキチ。

 

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