FOU’s blog

日本の大学 今 未来

【難解】今の大阪公立大についてどう評価すべきか考えてみる② ーハコモノ案内ー

②では、キャンパスがどうなっていくのかを書いてみます

大学統合の副産物 ーよくなることもきっとあるはず!ー

府大・市大の統合で、キャンパスの整理が行われる中、いくつかのハコモノが更新されキレイになっています。それをいくつか。

高専が大学の中に

2027年度中に寝屋川から堺のなかもずCへ完全移転予定。この高専、歴史の流れは複雑、ちょっと前まで大阪府立の高専で、それが大阪府立大学の所管の高専となり、それが市大と府大の統合のドサクサで?ハム大中百舌鳥キャンパス内に移転させ、名前も大阪公立大学工業高等専門学校に。今後は大学構内に高専があるという少し不思議な状況が作り出されました。でも、前向きに考えれば、高専の学生からすれば、すぐお隣に工学部があるというのは大きな励みになります。なので、高専と言えば、大学への3年次編入の可能性を思いつきますが、ここまで公大と親密になると、阪大や京大への編入ができる雰囲気があるのか多少気になります。とりあえずこのキャンパス再編で一番得するのは高専の学生さんだと思います。

看護学部の巨大化 -巨大化の割にキャンパスは狭いー

市大と府大の両方にあった看護学部を一つにして阿倍野へ統合移転。人数が倍になるので校舎も新築中。よく考えると(考えなくても)無茶苦茶な仕打ちですが、学ぶ側にとってはキャンパスがキレイになって優れた実習先となる病院も増えて損することはなさそうです。筆者個人的には、急に倍になったセンセーたちで行う教授会ってうまくいくか心配がつきまといます。建物はきれいで、大林組さんの設計施工ですので良いものだとは思いますが、敷地が狭いのがちょっと(かなり)気になります。

【写真1】完成間近の看護学部・研究科棟。お隣は医学部と附属病院があります。敷地はキチキチ。

森ノ宮キャンパスは未だ説明不能

本格稼働は2026年度以降ですが、目玉となるメインの建物の外観は完成間近。ボツボツ担当課の引っ越し準備も行われているようです。設計施工が竹中工務店さんですから、建物自体はしっかりしていると思いますが、それほど広くもない敷地内にメインの建物を建て、情報学研究科が入る建物を隣に建設予定。そんな中で、(今はやりの)開かれた大学的に外部の人が利用できる空間を作ったり、災害拠点用のスペースも準備する等々てんこ盛り状態。それでも完成したときにはテレビなどでも広く取り上げられ、ハム大の象徴となることが見込まれます。見た感じ広く大きいようですが、4000人以上の学生・教職員を収容するにしては、決して大きくはありません。

で、何がどうなるのかですが、1年次生の教養系科目は、みんないっしょにここで学ぶという他大学でもよくあるパターン。また、文学部や生活科学部の医学部のリハビリ学科・研究科などはこちらが本拠地になります。ざっくりですが、一番賑やかになりそうなキャンパスは、1年次生がわいわいする森ノ宮、その次が杉本、中百舌鳥が同じくらい、それ以外に阿倍野(医看)、りんくうタウン(獣)に分散し、学生みんなが集う大学キャンパスというものは期待できません。さらに、お金がない(予算を取らない)大学なので、キャンパス間の巡回バスのようなサービスも多くは望めず学生も先生たちも違うキャンパスへの行き来は大変そうです。

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まとめ

基本的には、新キャンパスで学ぶ学生たちには悪くない将来がありそうです。ただし、恩恵を受ける学部とそうでない学部の差があるかもしれません。今後、森ノ宮の新地下鉄駅がキャンパス直近にできるので、今年の入学者が卒業する頃に完成しそう。他の改修もあと数年を要しそうなので、今、中学生くらいの人が入学したころには、その恩恵を受けることができそう。今後、良い学びができる大学になっていくことに期待です。この大学の場合、今も進化継続していますので、新しい変化があればまた書いてみたいと思います。